ウェストビレッジ(West Village)

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ニューヨーカーの会話術の10回目です。

ウェストビレッジ(West Village)は、赤レンガの建物が並ぶ歴史保存地区になっている。

マンハッタンでは珍しい高層ビルのない景観になっており、静かなエリア。

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ウェストビレッジを歩きながら、クリスが「昔からこのあたりは芸術家がたくさん住んできたんだ」と言うと、サチコが「お金のある芸術家のこと?」と尋ねます。

クリスは「芸術で食べていけない人は多いけど」と言い、続いて次のように答えました。

It comes with the territory. (そんなものだと納得するしかないね)

「It comes with the territory.」は直訳すると「それは縄張りについてくる」となりそうだが、このシーンでの意味は「それは立場上、仕方のないことだ」ということ。

日本語でいう「しょうがない」ということ。

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O.ヘンリーの小説「最後の一葉」の舞台となったグローブコートにやってきた2人。

「最後の一葉」は病気の女の子が最後の葉が落ちる時に自分は死ぬと信じる話です。

サチコが「なぜ、彼女は最後の一葉が落ちたら死ぬと思ったのかしら?」と言うと、クリスは「あまりに具体が悪くて、しっかりと考えられなかったんじゃないかな」と言い、続けて次のように答えました。

Your guess is as good as mine. (僕にも分からないなぁ)

「Your guess is as good as mine.」は、誰かに何かの理由や原因を聞かれて、自分で答えが分からない時に使う表現。

直訳すると「あなたの想像力は私のと同じくらいだ」とでもなりそうだが、実際には「私にも想像がつきません/分かりません」という意味になる。

このシーンでは、もちろん

I don't know the answer.
(答えは知りません)

と言ってもよい。

日本語でも「知らない」と言う代わりに「検討がつかない」という表現を使うことがある。

これによって、表現が豊かになる。英語も同じ。

視点を変えると、聞き手も話し手が色々な表現を使っているのを理解する必要があるということ。

良い聞き手になるには、様々な英語の表現を知っておく必要がある。

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クリスがウェストビレッジのカフェが集まる場所で、昔の芸術家の話をし始めました。

ウェストビレッジには、50年代から60年代にかけて多くの若者が集まり、古くからあるカフェにはビートジェネレーションの作家が集っていた。

ビートジェネレーションとは、芸術的な自己表現を大切にして物質主義を否定した人たちのこと。若い芸術家や物書きがはじめた。

サチコが「『自分は人と違う』っていうタイプね」と言うと、クリスは次のように答えました。

Maybe. They used to hang around the cafe's in this area.
(たぶんね。何時間もコーヒーを飲みながら小説や芸術、人生の意味を語ったんだろうね)

「hang around」は「ぶらぶらする/特別なことをするわけでもなく、そのあたりにいる」という意味。また、状況によっては「一緒に遊ぶ/時間を過ごす」という意味にもなる。

たとえば、

We used to hang around together.

と言えば、「昔、よく一緒に遊んだ」という意味になる。

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サチコがウェストビレッジの隣のイーストビレッジにある本屋さん「STRAND BOOKSTORE」に来ました。

この本屋は1927年に開業し、蔵書数は250万冊以上もあります。

サチコは本屋のガイドさんに料理本を紹介してもらいます。

気に入った本があったので「いくらですか?」と尋ねると7.95ドルでした。

サチコはその値段を見て「It's cheap!(安い)」と言いました。

このようなシーンでは、「cheap」という言葉を使うのではなく、

It's very reasonable.
(とてもお手頃価格ですね)

と言う方がいい。

「cheap」には「安っぽい/質が悪い」というニュアンスがあるので。

「reasonable」は「値段の納得のいく」という意味。値段の納得がいくお手頃価格ということ。

本当に安っぽい、質が悪いと思った時に「It's cheap.」と言えばよい。でも、人の持ち物などに言う時は使わない方がいい。

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本屋が作ったオリジナルバッグが販売されているコーナーで、店員さんがサチコに次のように言いました。

We'll give you 25 cents off every time you use your bag.
(このバッグを持って買い物にくれば、毎回25セントを値引きしますよ)

「We'll give you 25 cents off」は「25セント値引きします」という意味。

このシーンのように金額ではなく、パーセンテージを使うこともできる。

(例)
We'll give you 25% off.
(25%値引きします)

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