サマーも来るんじゃないか/助動詞の過去形で断定を避ける控えめな表現

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海外ドラマ「THE OC」第1話より

ライアンが高級住宅街にあるサンディーの家に始めて泊まった翌日、ライアンとサンディーの息子のセスは海でボートに乗って一緒に遊びました。二人は偶然にも同じ16歳です。

ボートの上で、セスはサマーという同じ学校の女の子が気になっていて、一緒にボートでタヒチに行きたいけど、まだサマーとは話したことがないことをライアンに告白します。

その後、ボートを片づけている二人のところに、セスの父親サンディーがやってきて、「ファッションショーには7時頃でかけるぞ(I thought we’d head over to the fashion show at 7.)」と言いに来ました。

しかし、セスはファッションショーに行きたくない様子です。

そんなセスを見たライアンは次のように言います。

Maybe summer would be there.

「サマーも来るんじゃないか」

日本語字幕版では「サマーも来るだろ」という日本語訳になっています。

ここでの「summer」は「夏」という意味ではないですよ。女の子の名前です。

セスはサマーが好きなのですが、奥手な性格なので同じ学校のサマーに話しかけたことがないんですね。

なので、このファッションショーはセスがサマーと始めて言葉を交わすチャンスだとライアンは思った訳です。

でも、ライアンはサマーがファッションショーに来るかどうかは実際は知らないし、サマー自身にも会ったこともありません。

だから、「would」が使われているんですね。

Summer will be there.

だったら、「サマーは来るよ」といった確信を持ったニュアンスになりますが、

Summer would be there.

と助動詞が過去形になることによって、控えめな表現になります。

この場合の控えめな表現とは、断定できないといったことです。

「サマーは来るかもしれないし、来ないかもしれないよね。」といったニュアンスですね。

この助動詞の過去形の使い方は頻繁にされますね。

過去形だけど、過去のことを言っていません。

助動詞が過去形になるだけで、控えめな言い方になります。断定を避ける言い方です。

例えば、

He can do it.

なら、「彼はそれができるよ。」と断定的な意味合いになりますが、

He could do it.

と助動詞が過去形になると、「彼ならそれができるかもしれないね。」と自信なさげな断定を遠ざけるニュアンスが出てきます。

過去形ということは、現在と距離があるということです。

      → 時間の流れ →
ーー|ーーーーーーーーーーーーーーーー|ーー
  過去               現在

図にするとこんな感じでしょうか。

時間的な距離が出てきます。

現在形の場合は断定的なニュアンスがあります。「できるよ!」とか「来るよ!」とか。

その断定的なニュアンスから距離を取るということは、断定することから遠ざかるというニュアンスが生まれます。

断定から距離をとって遠ざかるから控えめなニュアンスが出てくるんですね。「できるかも」とか「来るかも」といった控えめなニュアンスです。

もし、ライアンがサマーとすでに友達で、ファッションショーに来ることをサマーから聞いていたなら、

Summer will be there.
サマーは来るよ。(俺、サマーから来るって聞いたからさっ!)

と断定的に言っていると思います。

しかし、ライアンはサマーがファッションショーにくるかどうか知らなかったので、

Maybe summer would be there.

と「will」が「would」と過去形になって、断定を避ける、つまり控えめな言い方になっているですね。

文頭に「Maybe」とついていますしね。

このシーンでのライアンの頭の中は、「もしかしたら、サマーがファッションショーにくるかもよっ!セスもファッションショーに行けばサマーに会えるかもしれないし、話をすることもできるかもよっ!」といった感じでしょう。

そういえば、僕がオーストラリアにいた時に、やたらと「Could be.」と言うネイティブがいたんですね。

当時、僕は「Could be.」の意味が分かりませんでした。

なので、日本人の友達で英語がすごいできる友達に「Could be.」の意味を聞いてみたのですが、「ありうるね!」「そうかもしれないね!」といった意味だと言っていましたね。

確かに、断定を避けていますね。断定することから距離を置いています。

今回のフレーズのように、助動詞が過去形になることによって、断定を避ける、ちょっと自信がない言い方は、日本人はよくするような気がするので、覚えておきたいですね。

will(現在形) – would(過去形)
can(現在形) – could(過去形)
may(現在形) – might(過去形)

いやぁー、海外ドラマってほんとーに英会話の勉強になりますね!

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